額ざぶとん

4代目

2012年01月18日 16:27

これはなんでしょう?



門前にある3大神社のひとつ。

武井神社には昨年から今年にかけて『御柱祭行列図大絵馬』がたしか

江戸時代
大正時代
昭和時代

と文化財としてあり、
このたび平成版が『絵馬プロ』のみなさんの力で製作されました。



製作現場は東町のカネマツで
絵馬師OZさんの手で細部にわたって丁寧に描かれた大絵馬は見ものです!



面白いのは関わった実際の人物が描かれているということ、
自分が死んでも、それが代々残るわけです。
僕もスマートに(笑)描いていただきました。
OZさんありがとうございます。



今は、武井神社に移動され、神事(セレモニー)も終わり、
これから掲示される予定です。



大絵馬の裏面には奉納者や絵馬師、関係者のみなさまの名前が入り

『額』はフラットファイルのモリヤコウジさんがつくり
『額受』は彫刻家の小池さん
『額座布団』はふとん職人細川さんと僕の名前がっ・・・。



これから未来へ向けてたくさんの方々に見ていただく
歴史的な文化財に足跡を残すことになりました。
とても光栄なことです。

額座布団は生地の提供と縫製を当店で、
仕立てを職人の細川さんにお願いして、このたび完成しました。

こうやって使われます。



【仕立て職人 細川さんの技】


バックに流れているのは細川さん愛聴のラジオ
この寒さの中、防災上ストーブもつかわず、部屋の中で白い息を出して
仕立てていただきました。

ふとん屋というのはみなさんの日常を支える仕事です。
ファッションのように人様に見せるようなものではありません。


大きな絵馬を支える『額受』

その両方を守る『額座布団』


派手さはなくても
門前において地域のみなさんのお役に立てるようにこれからも精進せねばっ!


今回のお仕事は
そんなことを学ばせていただいた気がします。















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